日本の食事
コーヒーの上にハートのモチーフを作ってくれた!!
こういうのは職人技ですよね。
そして、このコーヒーを飲んだお店で毎日私たちは朝食を取りました。
結局、朝食に相応しい場所がほかになかったことと、ここは特にコーヒーが美味しくサービスが充実しているということで、彼がいた10日間は、毎日ここで朝食をとりました。
別に特別日本的なものではなく、パンやシリアルと一緒にコーヒーを飲む程度です。
それが今の日本人の標準だし、朝からご飯なんて私には考えられません。
だから、これでいいや、と思いました。
こちらは、ある日居酒屋に入ったときに頼んだものです。
私は典型的な日本人の食事をどうやって彼に食べさせたらいいのか、日々試行錯誤を繰り返していました。
毎日、お茶漬けの店だのお好み焼きの店だのと渡り歩き、ひとまず外国人にとって日本食のイメージが強い「天ぷら」「寿司」というイメージから脱却させるべく頑張りました。
日本は天ぷらや寿司の国というわけでなく、本当に美味しいものが沢山ある。
なのに、殆どの外国人はそれに気づいていないので、それが残念で仕方ないと思っていたんです。
また、彼自身「日本にいる間はずっと日本食を食べたい」と言っていたので、ならば本当にそうしようじゃないか、と思って色々と渡り歩いた次第です。
居酒屋メニューというのは、小ぶりなものが多く、しかも家庭で食べるようなものが意外に多いことに気づいたので、行ってよかったと思います。
ま、居酒屋に行ったのにお酒を頼まなかったんですけどね(^^;
こちらは〆で食べたうどんです。
うどんという言葉を彼が知らなかったことからすると、どうやら外国人の間でこのメニューは有名ではないようで・・・日本人なら恐らくお寿司以上に食べるという人も多いと思うんです。
うどんの味を知らないなんて勿体無い!と思い、オーダーしました。
これは別のところで食べたおうどんとおそばです。
私たちは、例えば同じかき揚げのメニューを頼んでも、好みによってそばかうどんか別れますよね。
それを教えたくて、彼がうどんを頼んだから私がそばを頼んだんです。
これは、牡蠣です。
牡蠣を自分で調理して食べさせてくれるレストランはあまり見かけないので、はっきり言ってこれが純日本式なのかどうかはわかりません。
しかし少なくとも、こうやって自分で料理して食べさせてくれるところがまた日本的らしいということに気づきました。
この時一緒に頼んだメニューは、ごはんと味噌汁です。
牡蠣には当然醤油をたらしていただきました。
こうして彼がいる間、毎日夕食は日本食を食べ続けました。
私自身、どんなメニューを食べさせたらいいのか、本当に毎回悩めるところでしたが、とりあえずすし屋とてんぷらのお店には行かないことにしたんです。
もっと家庭の味とか知ってもらいたいなぁ、と思って居酒屋に行ってみたり、自分では決して入らないお茶漬けのお店に入ったり・・・ご飯にだし汁をかけて食べるというのは日本オリジナルですから、そういうのを体験できて、彼もとても喜んでくれました。
私も本当にこういう機会があってよかったと思います。
普段自分が何を食べているのか、全然意識していませんでしたが、改めて日本人が普段日本食の中で何を好んで食べているのか、今になってわかったような気がします。
私としても、日本食を食べ続けたのは大変貴重な経験になりましたね。
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