Bon Boyage! NC2016年5月 -5-
さて、航海の始まりです。
私は今回の旅で、何より船酔いを心配していました。
元々ボートなんかに乗りなれていない私ですから、ちょっとの揺れでも耐えがたいのではないだろうか?とそう思っていたんです。
彼がどんなに「今日の海は大丈夫だから」と言っても、それは彼がそう思っているだけであり、初心者の私にはとにかく航海がどういうものかがさっぱりわからない。
しかし乗船して暫くして気づいたのですが、なかなか大丈夫そうです。
どうしても水しぶきは立ちますし、基本的に船はずっと揺れているので、カメラを構えていいショットを撮ろうとしても、手ぶれでレンズに間違って指が被さってしまいます。
前方の光景です。船にはルーフがついていますが、そのルーフを開けることもできるんです。
私は彼に促されるがままに外を見てみましたが、この広い海には私たち二人きりっていう、最高のシチュエーションでした。
こんな経験は二度とないでしょう。
海の真ん中にポツンと佇むなんて、考えたこともありませんでした。
何か島が見えてきた!
と思ったら、また指が被さった!(^^;
ニューカレドニアの本島周辺には無数の島があり、場所によってはキャンプすることが可能です。
彼も別の島でキャンプを経験しています。
ただ、ここはラグーンに囲まれたところばかりなので、島に近づくのがなかなか難しい。
私は今回ラグーンの厄介さを目の当たりにしたのですが、水深が浅すぎると、船底が擦り切れてそれ以上進めません。
ですから、上陸するずっと手前で一度船を止めなくてはならないのです。
こちらが、私たちがキャンプをしたIlot UO(ウオ島)です。
海がまだらになっているのが見えると思いますが、これが珊瑚礁です。この上を、どんな船及びボートも航行することはできません。
というわけで、ここらにボートを止め、上陸することにしました。
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