イコンの成聖
午後、実家に神父様が来ることになっていました。
写真は、鳥の餌台にヒヨドリが飛んできているところ。
みかんを置いておくと、色んな鳥が食べにくるそうです。
私もヒヨドリやシジュウカラなどを今までに見かけました。
さて話を戻すと、今日神父様が家庭訪問で訪れたのには理由がありまして・・・実はうちにはある日本の有名イコン作家の作品が眠っていました。
かなりぞんざいに扱っていたような形跡が見られますが、それを神父様の知り合いの修復士の方が修復してくれたのです。
こちらが、戻ってきたイコンの額縁。
額縁も既に壊れていたんです。
恐らく、誰も何も知らされず、イコンだけがうちにあった状態で、その価値に誰も気づいていなかったんです。
それを姉が偶然神父様に見せたことで、これがとても貴重なイコンであることが発覚しました。
キリスト教芸術に造詣が深い神父様が、これは修復しなければならない、と申し出てくれ、知り合いの修復士さんに格安で修理をお願いできることになったのです。
こちらが戻ってきたイコン。
元の状態を写真に収めておくのを忘れてしまいましたが、完全に老朽化したイコンでした。
それが、見事なまでに復活している。
本当に素晴らしいことです。
これに対して、成聖という儀式を行いました。
成聖とは、要するにものに対して洗礼を受けさせることです。
キリスト教の物品には必ずそうする習慣がありまして、私が持っている十字架のネックレスやイコンも全て成聖されています。
神父様は非常にユニークで庶民的な方。
何よりお喋りが大好きな方で、一緒にケーキをいただきました。
母が別々の種類のものを6つほど選んで買ってきて、私はたまたま目の前にあったミルフィーユを食べることになりました。
我が家が太鼓判を押す超美味しいケーキ屋さんのものなので、ハズレなし。
このミルフィーユも美味しかったです。
それにしても、イコンが生還してよかった!!
神父様にも修復士さんにも、本当に感謝しています。
二度と傷がつかないように、大切に保管していくことになると思います。
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